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イベント

パーム油の環境問題考えよう 横浜19・20日

持続可能なパーム油生産をテーマにイベントを企画した樋山輝さん(右)ら「パームストリーム」のメンバー=パームストリーム提供
「動物たちの楽園 ズーラシアに眠るパームの実を探せ!」のポスター=パームストリーム提供

 食品や洗剤、化粧品などに幅広く使われるパーム油の無軌道な大量生産に伴う環境破壊への理解を深めてもらおうと、東京都内の学生グループらが5月19日と20日の両日、横浜市のよこはま動物園ズーラシアでゲーム形式のイベント「動物たちの楽園 ズーラシアに眠るパームの実を探せ!」を開催する。企画した学生は「親子でイベントに参加し、身近な環境問題を知るヒントにしてほしい」と期待する。

     パーム油の原料となるアブラヤシは8割以上がインドネシアとマレーシアで生産される。両国では主に熱帯雨林を切り開いた大規模農園でアブラヤシを栽培している。それに伴う天然林の減少で土壌の保水効果が損なわれて水害のリスクが増しているほか、オランウータンやトラなどの野生動物の生息地が脅かされるなど、さまざまな環境問題が深刻化している。

     国連が定める「持続可能な開発目標」(SDGs)でも、目標12(つくる責任 つかう責任)や目標15(陸の豊かさも守ろう)の中で、陸域生態系の保護や持続可能な生産・消費の必要性を強調。近年では世界的な食品メーカーを中心に、野生動物の生息地を残すなど、環境への配慮を第三者機関が認証したパーム油を使う動きも広がっている。

     イベントを企画したのは、環境問題に関心を持つ大学生有志によるグループ「パームストリーム」。リーダーで明治大農学部3年の樋山輝さん(20)は大学で経済成長と自然保護の両立策を学ぶ傍ら、毎年のようにボルネオ島へ渡り、被害の現状を学んできた。

     樋山さんらは昨年6月、パーム油に関する環境NGOの勉強会で知り合った学生ら約10人でグループを結成。ズーラシアや環境団体「グリーン購入ネットワーク」などに呼びかけて実行委員会を設立し、学生主導で準備を進めてきた。

     ズーラシアでのイベントでは、アジアゾウなど熱帯に生息する動物を観察しながら謎解き形式の問題に30分間取り組んだ後、グループのメンバーらが持続可能なパーム油の生産や消費について分かりやすく解説する。樋山さんは「パーム油は、ポテトチップやチョコレートなど身近な食べ物にも多く使われている。ゲームを楽しみながら、パーム油がもたらす環境問題について考えるきっかけにしてほしい」と話す。

     イベントは19、20日両日とも午前10時~午後3時、ズーラシア園内で参加を受け付ける。参加無料だが入場料が必要。悪天候の場合は翌週へ順延する。ツイッター(@team_palmstream)などでもイベント情報を発信している。【五十嵐和大】

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