加計集中審議

首相、追及かわし続ける 麻生氏、渋々謝罪

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衆院予算委員会で国民民主党の玉木雄一郎共同代表の質問中、麻生太郎財務相(左)の閣僚席からの発言で審議が止まり自席から発言する安倍晋三首相=国会内で2018年5月14日午前11時21分、川田雅浩撮影
衆院予算委員会で国民民主党の玉木雄一郎共同代表の質問中、麻生太郎財務相(左)の閣僚席からの発言で審議が止まり自席から発言する安倍晋三首相=国会内で2018年5月14日午前11時21分、川田雅浩撮影

 安倍晋三首相が出席して行われた14日の衆参予算委員会集中審議。野党は学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題に加え、財務省の福田淳一前事務次官のセクハラ問題を巡る麻生太郎財務相の責任もただした。安倍首相が野党からの度重なるヤジにいらだちを見せつつ追及をかわし続けた一方、麻生氏が審議を中断させる場面もあり、深まらない論戦が続いた。

 「自分がしゃべりたいんだよ、この人は」。衆院予算委で、国民民主党の玉木雄一郎共同代表が北朝鮮非核化を巡って政府の考えをただした際、麻生氏が閣僚席からこう発言し、質疑は一時紛糾した。再開後、玉木氏は「閣僚がこのような態度では、まともな審議ができない。国会を不正常にしているのは安倍政権だ」と抗議。河村建夫委員長も「閣僚もそうだが、質疑中は静粛に願いたい」と注意した。

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