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社説

新潟の小2女児殺害事件 下校時の危険どう減らす

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 再び起きたいたいけな子供への犯罪を社会がどう受け止めるのか、改めて突き付けられている。

     新潟市で小2の女児が下校途中に連れ去られ殺害された事件だ。新潟県警は23歳の男を逮捕した。

     遺体を線路上に放置し、電車にひかせたという極めて残忍な手口だ。強い憤りを禁じ得ない。希望に満ちた子供の将来が無残に断ち切られたことへの家族や学校関係者の無念も計り知れないだろう。

     女児は7日午後3時ごろ、小学校を友人と出て、途中で友人と別れてから連れ去られたとみられている。

     残念ながらこうした連れ去り事件は後を絶たない。子供が被害に遭うケースは、全国で年間100件前後で推移している。下校時では2014年、神戸市で小1女児が男に自宅に誘い込まれ殺害された。

     文部科学省の調査では、事件防止のため、全国の小学校の約6割で集団登下校を実施し、9割近くが保護者や地域のボランティアらによる見守りを実施している。

     しかし、下校時間帯は幅がある。登校時に比べると、一人一人を見守ることは難しいのではないか。そして、手薄になった見守りの隙(すき)を突き、監視の目が届かない場所を見つけ出すのが犯罪者だ。

     小学生、特にいざという時の対応能力が備わっていない低学年の子供は、極力1人にしないことが重要だ。地域全体で見守る体制をさらに強化していきたい。

     一人一人の子供の通学路を学校や保護者らで、徹底的に点検することは有力な対処法だろう。人通りの少ない場所や、人が隠れやすい場所を調べ、できれば通学路を変えて子供を近づかせないようにする。

     防犯教育の一環で、子供たち自らが学校周辺を歩いて、不審者が現れやすい場所を探し出し、手作りの防犯マップを作製している学校もある。学校が警察から不審者情報を入手し、保護者らにメールで流し、注意喚起する例も珍しくない。こうした動きをさらに広げていくべきだ。

     防犯ブザーの携帯や、いざという時に大声を出して助けを呼ぶなど基本的な動作を学校や家庭で、繰り返し子供に教え込むことも大切なことだ。二重三重の対策で、卑劣な事件を防ぐしかない。

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