スルガ銀

シェアハウス問題 不正究明遠く 第三者委設置

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
シェアハウス融資問題で陳謝する米山明広スルガ銀行社長(左)=静岡県沼津市上土町で2018年5月15日午後3時8分、石川宏撮影
シェアハウス融資問題で陳謝する米山明広スルガ銀行社長(左)=静岡県沼津市上土町で2018年5月15日午後3時8分、石川宏撮影

 シェアハウス「かぼちゃの馬車」の投資トラブルを巡り、スルガ銀行が15日公表した内部調査報告書は、同行のずさんな融資審査体制を改めて浮き彫りにした。詳細な調査は第三者委員会に委ねられたが、「銀行が不正に積極的に関与していた」という関係者の証言は多く、徹底した実態解明が求められる。

社長「リスク認識できず」

 記者会見したスルガ銀の米山明広社長らによると、同行がシェアハウス向けの融資を始めたのは2013年で、業者に提案されたのがきっかけだったという。18年3月末時点のシェアハウス向け融資は、経営破綻したスマートデイズを含む約10業者の物件で、同行の個人向け融資の2割にあたる約2035億円にのぼった。

 米山社長は「シェアハウスは特殊な案件なのに、リスクが十分認識できていなかった」と説明。報告書では、「業者が何かやっているとしても割り切っている。売買契約書に割り印が押されて印紙が貼られた原本を受領すれば、それ以上は突っ込んでいない」との行員の声も紹介され、ずさんな審査が常態化していたことをうかがわせた。

この記事は有料記事です。

残り538文字(全文992文字)

あわせて読みたい

注目の特集