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熱中症で病院に救急搬送される人の割合は、夏の前半が後半より高くなることを、首都大学東京の藤部文昭・特任教授らの研究グループがデータ分析で明らかにした。夏の初めと終わりでは約2倍も差があった。暑さに体が慣れていないことが理由とみられ、本格的な夏を前に注意を呼び掛けている。
分析結果は16日に茨城県つくば市で始まる日本気象学会で発表する。
研究グループは総務省消防庁などのデータを使い、2010~17年の熱中症による救急搬送者数と人口、気温の関係を旬(10日間)ごとに調べた。その結果、例えば夏の終わりの9月下旬は、全国の平均気温20・9度で搬送率が10万人当たり0・33人だったのに対し、夏の初めの6月上旬は気温20・0度と低いのに搬送率は2倍以上の同0・69人だった。
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