メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

Interview

加藤秀俊さん(社会学者) 面白く古びない世間話 書き下ろし評論『社会学』刊行

社会学者の加藤秀俊さん=大井浩一撮影

 『余暇の社会学』『暮しの思想』など数々のユニークな研究・著作で知られる社会学者の加藤秀俊さん(88)が、その名もずばり『社会学』(中公新書)という本を書き下ろした。1950年代半ば、米シカゴ大大学院生の時にこの学問に出合って以来の体験を踏まえ、独自の視野から、しかも読みやすくつづった魅力的な書だ。

 副題は「わたしと世間」。そもそも「社会」という言葉は明治の初め、英語のソサエティーの訳語として用いられ始めた。しかし、この語で意味されるものは昔からあり、日本語では「世間」と呼ばれていた。だから社会学とは、しょせん「世間」に関する学問だというところから説き起こされている。

 「社会学の対象は広く、それが何かという答えはありません。社会評論家として活躍した大宅壮一もすぐれた社会学者だったといえます。私が考える社会学は大学で一般に講じられるものとは違います」。世間での相互学習が「世間話」であり、日本は世間話を細やかに記録する伝統が世界でも突出していたと、江戸時代の随筆などを挙げ指摘している。

この記事は有料記事です。

残り935文字(全文1382文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「限界だった」たった1人の介護の果て なぜ22歳の孫は祖母を手にかけたのか

  2. ボンベガス吸う遊び中に爆発、アパート2室焼ける 重過失失火容疑で10代3人逮捕

  3. 誰にも知られず3カ月で消えた命 父不明、トイレ出産、出生届もなく…孤立した母

  4. なぜ今受ける? アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」 興収100億円を最速で突破

  5. 史上最大級の「ペヤング超超超超超超大盛やきそばペタマックス」発売へ 通常の約7.3倍 まるか食品

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです