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JR北海道が赤字不採算を理由にバス転換を求めていたJR札沼線の北海道医療大学-新十津川間について、石狩月形までの一部存続を強く求めていた月形町は16日、廃止容認に転換する方針を固めた。全線廃止を譲らないJR北の姿勢を受け、断念した。【千々部一好】
浦臼、新十津川両町はバス転換を容認しており、当別町は月形町に歩調を合わせる方針で、存続を求める月形町の方針が鍵を握っていた。これで札沼線の廃止とバス転換が固まった。夏にも正式決定される見通し。同区間廃止が決まれば、石勝線夕張支線に次いで2番目。
16日、月形町役場で上坂隆一町長と会談したJR北の西野史尚副社長は、町が求めていた北海道医療大学-石狩月形間の存続について「安全面や運行管理上の問題がある」と指摘。「存続は難しい」との回答書を渡した。存続時の条件など約30項目を質問した町への回答で、上坂町長は会談後、「苦渋の決断が迫ってきた」と記者団に述べた。
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