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企画展「奈良奉行所」

史料で解く 江戸時代の暮らし、鮮やかに 奈良市史料保存館で7月22日まで /奈良

「井上町町中年代記」(井上町有)=奈良市史料保存館提供

見取り図公開

 江戸時代に奈良の町を治めていた奈良奉行所に関する史料を集めた企画展「奈良奉行所」が、奈良市脇戸町の市史料保存館で開かれている。公開された史料からは、当時の出来事や行事、町の人の暮らしの一端が鮮やかに浮かび上がってくる。【中津成美】

     奈良奉行所は現在の奈良女子大の場所(奈良市北魚屋東町)にあり、敷地面積が約2万9000平方メートルで京都や大坂町奉行所などに比べると際立って大きかった。

     町政事務を担当した有力町人らによる職務日誌は、奉行所内の出来事や町人からの訴訟の届け、家屋敷の売買届けなどを記録している。今も興福寺などで行われている「薪御能」について、奉行所の役人が警備にあたっていたことや、演目・役者名などを記している。

     井上町の町記録「井上町町中(ちょうちゅう)年代記」では、鹿を大切にしてけがをさせないよう、奉行所から神鹿保護の口達があったことの記述も。

    奈良奉行所の構造を描いた「御役所絵図」(個人蔵)=奈良市史料保存館提供

     さらに今回、これまでほとんど公開されなかった奉行所の見取り図「御役所(おやくしょ)絵図」を展示。1767(明和4)年、奉行所で町政の実務や奉行所の警固を担当した、正規の幕府の家臣にあたる武士が作成したとされる。堀に囲まれた奉行所全体の様子や敷地内の建物配置、間取りなどを詳しく記載している。青と黄、茶色の三色に彩色されており、屋根材(瓦ぶき、板ぶき、ひわだぶき)まで示している。

     担当者は「奈良奉行所の存在を知ったり、理解を深める機会にしてほしい」と話している。7月22日まで、入場無料。午前9時半~午後5時(入館午後4時半まで)。月曜(祝日の場合は翌日)休館。問い合わせは同館(0742・27・0169)。

     7月21日には、奈良奉行の足跡を見学するツアーもある。参加費200円。要予約。予約と問い合わせは、「なら・観光ボランティアガイドの会 朱雀」(0742・27・9889)。

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