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囲碁

第73期本因坊戦 第1局 大熱戦制し山下先勝

 <大和証券>

     <先番・山下敬吾九段-本因坊文裕>

     山口県萩市の萩・明倫学舎で15日から打たれた第73期本因坊決定戦七番勝負第1局(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、萩・明治維新150年記念事業実行委など共催、大和証券グループ協賛、マルシフードサービス協力)は16日午後8時21分、256手で挑戦者の山下敬吾九段(39)が本因坊文裕(もんゆう)(28)=井山裕太九段=に黒番半目勝ちし、7期ぶりの返り咲きに向け幸先よいスタートを切った。残り時間は山下1分、文裕3分。

     互いの深い読みがぶつかり合う壮絶な戦いとなり、難解なヨセ勝負に突入したが、山下が際どく制した。昨年9月の名人戦第2局から続いていた文裕の7大タイトル戦連勝は17で止まった。

     封じ手の黒51ツギから、2日目の対局へ。文裕の積極的な白52ハネに対し、山下も黒53と反発、小競り合いから本格的な戦いに突入した。白80まで黒が右下、白が下辺で生きる互角のワカレとなった。

     焦点は中央から左上に移り、白86が中央の黒大石を分断する工夫の一着。白は98と切って黒大石に襲いかかったが、白108など文裕に踏み込み過ぎがあったようで黒のシノギ筋も見え、形勢は混沌(こんとん)としてきた。

     黒125のノゾキまで白模様に深く踏み込み、左上で生きたのが山下の好判断だった。細かいヨセ勝負に入り、秒読みの中で山下が競り勝った。【最上聡】

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