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カワウミヘビ

沖縄・名護で捕獲の魚、国内で初確認と判明

タブレット端末で飼育中の「カワウミヘビ」の写真を示す新谷隼平さん(右)と父哲也さん=京都市上京区で、大東祐紀撮影

 沖縄県名護市の源河川(げんかがわ)で京都市在住の親子が昨年捕獲した魚が、国内で初確認となるウナギ目ウミヘビ科の「ラムノストマ・ミンドラム」と判明した。沖縄美(ちゅ)ら海(うみ)水族館(沖縄県本部町)を運営する財団が調査し、発表した。世界的にもフィリピンなどで過去5件しか発見例のない魚で、今回が北限記録という。ウミヘビ科の魚類だが、河川で見つかったため財団は和名を「カワウミヘビ」とした。

 京都市左京区の会社員、新谷哲也さん(53)と次男隼平さん(11)が昨年6月、旅行で訪れた源河川で魚捕り中に捕獲。見たことのない姿で、新谷さんは「外来種かもしれず逃がさない方がよい」と判断して持ち帰った。色がハモ、顔はウツボに似ていたことから親子で「ハモウツボ」と名付け、財団に飼育方法などを相談。同年10月ごろに死んだが、未確認種の可能性があることが分かり、魚を財団に提供していた。

今回発見された「カワウミヘビ」の標本=沖縄美ら島財団提供

 財団によると、「ラムノストマ・ミンドラム」は1908年にフィリピンのミンドロ島で初めて確認され、その後ニューギニア島や台湾などでも見つかっている。今回の個体は体長62.6センチと最も大きく、淡水域としても初確認。南方の海から黒潮に乗り、源河川まで漂ってきた可能性が高いという。

 財団はこのほど、沖縄周辺の動物分布などを扱う学術誌「ファウナ・リュウキュウアナ」に論文を掲載。財団総合研究センターの岡慎一郎・動物研究室係長(42)は「沖縄の生物多様性を示すものだ。一般の人が発見したことも意義深く、生物の保全にも注目が集まれば」と期待する。

 隼平さんは「日本で初めてのものを捕まえられてうれしい。将来は魚の研究者になりたい」と笑顔を見せた。【大東祐紀】

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