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若松孝二とその時代

(1)白石和彌さんインタビュー/上 若松孝二の原点と魅力に迫る

 2012年10月17日に若松孝二監督が突然の事故で逝ってから5年半余りがたった。「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「キャタピラー」「水のないプール」「天使の恍惚(こうこつ)」「赤軍-PFLP・世界戦争宣言」「処女ゲバゲバ」「犯された白衣」など、日本映画史に残る傑作、問題作を数多く残した鬼才の死を惜しむ声は今も少なくない。

 昨年、若松監督が率いてきた若松プロダクションに、そのDNAを受け継いできた映画関係者が結集し、新たな映画製作が始まった。タイトルは「止められるか、俺たちを」(10月、東京・テアトル新宿ほか全国順次公開予定)。舞台は1969年。政治や社会の激動の時代に、若松プロの門をたたいた一人の女性助監督の目を通して、若松孝二と共に時代を駆けぬけた人たちの生きざまや輝き、青春群像をスクリーンに焼き付けた作品だ。…

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