SUNDAY LIBRARY

武田 砂鉄・評『広告が憲法を殺す日』本間龍・南部義典/著

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

金に物言わせるような国民投票でいいのか

◆『広告が憲法を殺す日 国民投票とプロパガンダCM』本間龍・南部義典/著(集英社新書/税別720円)

 安倍政権の支持率がいよいよ下落しているが、安保法制にしろ、共謀罪にしろ、強行突破した後に下がった支持率を、いつの間にか回復させてきた彼らの成功体験を踏まえると、今回も「いつの間にか回復」があらゆるやり方で画策されるはず。

 自民党の党是である憲法改正は安倍首相が成し遂げたい最たる事柄。憲法改正とはまったく関係のないはずの東京五輪開催と紐(ひも)づけし、2020年までに、と嘆願し始めている。憲法改正は衆参両院で議員の3分の2以上の賛成を経て発議された後、60~180日間の国民投票運動を経て投票日を迎えるが、現行の国民投票法に「キャンペーン資金」や「広告」に関する規制がほぼ無いことを問題視する対談本が本書だ。

この記事は有料記事です。

残り553文字(全文928文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集