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 越後長岡藩のエリート藩士、小林寛之進(阿部寛)は歌会の場で、藩主に大恥をかかせてしまう。左遷先は江戸での猫ののみとり業だが、その実態は女性に愛をご奉仕する添い寝業。最初の客のおみね(寺島しのぶ)から「下手くそ」と言われ屈辱を味わうが、大店(おおだな)のだて男(豊川悦司)の指導を仰ぎ、腕をめきめきとあげるのだが。

     まずは、阿部、寺島、豊川に加え大竹しのぶ、風間杜夫、斎藤工、前田敦子、松重豊ら登場人物のキャラクターがたっていて、濃厚かつ表情豊かな演技でクスクス笑いを満喫。次に、エロチックなシーンもちゃかした笑いで包み、性と笑いの相性の良さを十二分に証明。さらに、情に厚い庶民の生命力と哀感をミックスした人情劇……と見方はさまざま。人物に完璧にフィットした衣装も作品を支えた。終盤は駆け足な展開だが、毎日、真面目に頑張っている人たちを祝福。すっきり爽快、元気ももらえる時代劇だ。鶴橋康夫監督。1時間50分。東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪・TOHOシネマズ梅田ほか全国で。(鈴)

     ◆異論あり

     当代色男がそろい踏みした艶笑喜劇だが、洗練された恋愛模様など期待してはいけない。演技は大ぶり、展開は粗っぽく、男女の絡みはリアルよりコミカルで、エロも明るく開けっぴろげ。いささか泥臭いが、気取りがないのはいいところ。高級レストランよりも大衆食堂の趣。(勝)

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