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シネマの週末・時代の目

SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬 歴史的写真誕生の裏側

 2016年にデビッド・ボウイがこの世を去ったとき、あらためて注目を集めた日本人、鋤田(すきた)正義。ボウイをはじめ、マーク・ボラン、YMO、忌野清志郎らのポートレートを手がけ、80歳を迎えた今も現役で活躍している写真家の人生を追いかける。

     福岡の実家の小間物屋で店番をしながら観察者としての目を養い、母親を被写体にした高校時代の写真が自身の原点だという。原宿を拠点にクリエーターと交流を持った1960年代、海外へと飛び出した70年代。映画「ミステリー・トレイン」のスチルカメラマンを務めるなど、世界を広げた80年代から現在まで、鋤田がたどった道のりを、それぞれの時代の風とともに丹念に描いた。

     オーソドックスな構成ではあるが、数々のエピソードや証言から鋤田の人間力がにじみ出て、見る者を引きつける。偉ぶるところがなく、常に被写体への尊敬と愛情を持ち、新しい機材に対する好奇心も旺盛。歴史的な一枚が生まれた瞬間の裏側とともに、なぜ彼が多くのアーティストの心を素顔にすることができたのか。人生に対してミーハーであり続ける人としての魅力に迫ったドキュメンタリーだ。相原裕美監督。1時間55分。東京・新宿武蔵野館、大阪・シネ・リーブル梅田ほか全国で。(細)

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