西城秀樹さん死去

評伝 ポップス歌謡の先駆者

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西城秀樹さん=2012年3月、尾籠章裕撮影
西城秀樹さん=2012年3月、尾籠章裕撮影

 「昭和歌謡」という言葉はいくつかの相を持っている。一つは文字通り、昭和時代の大衆歌謡。もう一つは戦後日本を元気づけた演歌歌謡曲。そして、1970~80年代のテレビやカラオケ文化を背景に、アイドル、バンド、演歌などが入り乱れ百花繚乱(りょうらん)の時代を迎えたポップス歌謡。西城秀樹さんは、このJポップの原形ともいえる、ポップス歌謡を形作った先駆者だった。

 そもそも、西城さんは父からジャズを、兄からロックを学んだ洋楽少年。体に染み付いていたのは、バンド演奏に行った山口・岩国基地で経験した先進のヒット音楽。デビューしても、洋楽の格好良さを自分のスタイルにどんどん取り入れた。振りを付ける▽コール&レスポンス(曲間の掛け合い)を入れる▽振り回せるマイクスタンドを導入する▽英米ロックのシャウトとバラードを日本語の歌唱に取り入れる▽音楽に合う強烈で美的な衣装…

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