脳梗塞

「血管内治療」で回復率4割超高く 兵庫医大調査

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 脳梗塞(こうそく)の発症後、詰まった血の塊をカテーテル(細い管)で取り除く「血管内治療」を受けると、後遺症がなく回復した割合が、受けない場合より4割以上高いとする調査結果を、兵庫医大などのチームが米国心臓協会誌に発表した。血管内治療ができる施設は全国に約160カ所あり、チームは施設への速やかな救急搬送を求めている。

 血管内治療は、コンピューター断層撮影(CT)などで詰まった場所を見つけ、足の付け根などから特殊な器具のついたカテーテルを入れて血の塊を取る。2010年に公的医療保険が適用されたが、有効性の確認は限られた患者数での調査にとどまっていた。

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