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対北朝鮮

米「リビア方式」否定 非核化で体制保証

トランプ米大統領=AP

 【ワシントン高本耕太、北京・河津啓介】トランプ米大統領は17日、来月に予定される北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談を巡り、「ディール(取引)に応じれば、金正恩は力強い保証を得られるだろう」と強調し、非核化に応じれば体制を保証する考えを示した。北朝鮮は経済支援などの「見返り」よりも核放棄を優先させる「リビア方式」に反発しているが、トランプ氏は「我々が検討しているモデルではない」と否定。北朝鮮の非核化は、体制保証を与える点でリビアとは異なると主張したとみられる。

     北朝鮮を「後ろ盾」として支える中国は18日、トランプ氏の一連の発言を歓迎した。

     北朝鮮はリビア方式を繰り返し拒絶。16日には、米韓両軍の共同訓練実施やボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の「北朝鮮にリビア方式適用」発言に反発し、米朝首脳会談の取りやめを警告した。

     トランプ氏は北朝鮮が非核化に応じれば、「金(委員長)は自国にとどまり、統治を続ける。北朝鮮は非常に豊かな国家になるだろう」とホワイトハウスで記者団に語った。ただ、米国側は「核の一括放棄」の要求まで取り下げる意図はないとみられ、米朝は水面下で激しい駆け引きを続けているもようだ。

     中国外務省の陸慷(りく・こう)報道局長は18日の定例記者会見で、トランプ氏がリビア方式の採用を否定した点も含めて「正しい態度だ」と評価。「中国は段階的で、同時進行を原則とする政治解決のプロセスを主張している。各段階でそれぞれが責任と義務を果たすべきだ」と表明し、段階的な非核化に応じた「見返り」を求める北朝鮮の主張を後押しした。

     北朝鮮が南北閣僚級会談を急きょ中止するなど態度を硬化させていることに関し、トランプ氏は17日の発言で「中国が影響を及ぼしている可能性がある」と指摘したが、陸氏は「中国は当事者が歩み寄り、相互信頼を積み重ねるよう一貫して働きかけている」と反論した。

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