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神奈川・免許センター

作業療法士採用 高齢者の運転支援

 高齢者らの自動車運転を支援するため、神奈川県警は6月、リハビリ専門家の「作業療法士」を全国で初めて運転免許センター職員として採用する。高齢者による交通事故が多発する中、専門家は「交通安全につながる」と話す。

     作業療法士は、全国500超の病院や施設で高齢者らの運転再開に向け、検査や、自動車教習所と連携して運転能力を評価する活動を行っている。県警は専門能力に着目し、県内のリハビリ病院に勤務する30代の女性作業療法士1人を非常勤で採用することにした。センターでは、75歳以上の運転免許証更新時に実施される「認知機能検査」の相談に乗り、脳卒中の病後に運転能力が回復しているかなどを検査する。

     高齢者の事故が多発していることを受け、警察庁は昨年、医療をはじめ専門性の高い職員をセンターの相談窓口に置くよう都道府県警に通達。現在、19都府県で計33人の看護師や保健師が配置されている。神奈川県警運転教育課は、看護師に比べて運転に関する知識のある作業療法士がより適任と判断、「高齢化に伴って相談や検査のニーズが高くなっている。専門家の助言を得てスキルアップしたい」としている。

     蓮花(れんげ)一己・帝塚山大学長(交通心理学)は「作業療法士だけでなく、多くの職種が協力して交通行政に関わることで、より安全につながるのではないか」と話している。【斎藤義彦】

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