研究の現場から

皮膚ウイルスで「日本人判別」 高知大医学部 大畑雅典教授、橋田裕美子助教 /四国

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綿棒を手にする高知大の橋田裕美子助教=高知県南国市の同大で、松原由佳撮影
綿棒を手にする高知大の橋田裕美子助教=高知県南国市の同大で、松原由佳撮影

 皮膚に存在するウイルスを解析することで、日本人かどうかをある程度判別する方法を、高知大医学部の大畑雅典教授(57)と橋田裕美子助教(32)らの研究チームが発見した。綿棒で皮膚をこするだけでウイルスを採取でき、半日程度で結果が出る。犯罪捜査や身元確認などにも活用が期待されるという。研究成果は今年、米国感染症学会の学術誌にも掲載された。

 人の皮膚には、幼少時に感染する「メルケル細胞ポリオーマウイルス」が存在する。このウイルスは誰もが保有するもので、通常は影響がない。橋田助教らは、約2年間かけて、日本やアメリカ、タイなど26カ国の2~98歳、計248人のポリオーマウイルスを採取し、塩基配列約5400対を解読した。その結果、幼少期から日本に住む日本人と、それ以外の地域出身者で、配列数に違いがあり、日本で生まれ育った人は、それ以外の地…

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