「すべての女性が輝く社会」という看板が薄汚れている。福田淳一・前財務事務次官のセクハラ問題では、被害女性への配慮に欠けた発言を繰り返した麻生太郎副総理兼財務相だけにとどまらず、自民党議員から問題発言が相次いだ。政府・与党は本当に女性が輝ける社会を目指しているのか。【小松やしほ】
「(福田氏が)はめられた可能性は否定できない」「セクハラ罪という罪はない」「本人が(セクハラは)ないと言っている以上、あるとは言えない」--。問題発覚後の麻生財務相の“暴言”の数々だ。
弁護士の早田由布子さんはため息交じりにこう話した。「トップとして、率先して『セクハラは絶対に許さない』という態度を示すべきところです。その逆で“率先して”自ら被害者をおとしめる発言をする。女性のことを全く考えていません」
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