メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ちばの底力

唯一の「房州鎌」継承者 高梨製作所 /千葉

 鴨川市から南房総市にかけての「嶺岡牧」は日本酪農の発祥の地として知られる。そのお膝元で牛や馬の飼料となる草を刈る道具として普及したとされるのが、「房州鎌」。明治時代の花房藩が抱えた刀工の流れをくむ、別名「飛雀(とびすずめ)型」と呼ばれる草刈り鎌だ。

 現在、房州鎌の技術を唯一、受け継ぐのが館山市正木で鍛冶工房を開いている高梨製作所代表の高梨欣也さん(82)。高梨さんの先代が鴨川市曽呂地区で修業を積み、館山で独立。先代が一人息子を戦争で失い、高梨さんが戦後、養子として後を継いだ。

 房州鎌は、鎌刃の表面に「コバ」と呼ばれる線を打ち込んで強度を増し、みねの裏側には溝を掘り軽量化しているのが特徴。さらに柄に近い部分を肉厚にして重心を柄側に近づけることで、抜群の操作性と疲れにくさを生み出している。高梨さんの房州鎌は昨年、「千葉工匠具」として国の伝統的工芸品に指定された。

この記事は有料記事です。

残り321文字(全文706文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「新型コロナ影響で収入減る」漏らした妻への傷害容疑 夫逮捕、妻は死亡

  2. 現金給付の厳しい条件など「不満のオンパレード」自公に続出 早くも「更なる経済対策を」

  3. 慶応大病院で初期研修医18人集団感染 40人で飲食

  4. 保育園は休園?買い占めで食料不足?補償はいつ? 緊急事態宣言で市民に渦巻く不安

  5. 慎重だった首相、なぜ緊急事態を宣言せざるを得なくなったのか その「腐心」を読む

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです