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「在日」と板門店宣言=樫村愛子・愛知大教授

 朝鮮半島の非核化を南北首脳が確認した「板門店(パンムンジョム)宣言」を受け、毎日新聞4月28日朝刊は「描く祖国の未来 在日詩人感涙」の記事で奈良県生駒市の詩人、金時鐘(キムシジョン)さん(89)ら在日韓国・朝鮮の人々を取り上げ、心から歓迎する声を紹介した。この問題を在日の人々の目を通して見ようとするメディアの観点は、とても重要である。二つの国家の存在による分断は、在日の社会や家族の中にもあるからだ。

 金さんは、済州(チェジュ)島で1948年4月3日、南北分断を固定化する南側の単独選挙に島民が反対して武装蜂起し、数万人が虐殺されたとされる「4・3事件」の生き残り。日本の植民地時代は「皇国少年」だったが、戦後は民族意識に目覚めて活動に加わり、弾圧を逃れ日本に渡った。

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