アヘン原料

ケシ栽培、歴史に幕 農家「肩の荷下りた」

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最後の栽培で、満開となったケシの一種「一貫種」=岡山県内で2018年5月16日午前9時35分、高橋祐貴撮影
最後の栽培で、満開となったケシの一種「一貫種」=岡山県内で2018年5月16日午前9時35分、高橋祐貴撮影

許可停止へ

 室町時代から日本で栽培されてきたケシ。このうちアヘンの原料になる品種を育てる農家が、今年を最後に国内から消える。現在、国の許可を得た岡山県の農家2軒だけが栽培しているが、国は農家に来年以降の許可を出さないことを決めた。【高橋祐貴】

 ケシは、西アジア・東南ヨーロッパ原産とされる。果実の乳液から麻薬のアヘンを精製できるため、国内では栽培が禁止されている。一方で、アヘンからは医療用麻薬のモルヒネの生産が可能で、かつては薬用植物として広く栽培されていた。室町時代に海外から種が持ち込まれたと伝えられ、厚生労働省などによると、1935年ごろには全国の作付面積が100ヘクタール、年間生産量は15トンに達した。和歌山や…

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