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アメフット

日大の内田前監督、改めて「指示ではない」

記者会見冒頭、謝罪する日本大学アメリカンフットボール部の内田正人前監督(右)と井上奨コーチ=東京都千代田区で2018年5月23日午後8時1分、佐々木順一撮影

井上奨コーチとともに記者会見

 日本大アメリカンフットボール部の内田正人前監督(62)=19日付で辞任=と井上奨(つとむ)コーチ(29)が23日、東京都内で緊急記者会見した。内田前監督は暫定的に大学の常務理事職を停止し、日大が設置した第三者委員会の調査結果に進退を委ねる考えを示した。井上コーチは辞意を表明した。3年生の宮川泰介選手(20)に対して悪質なタックルを指示したことを改めて否定した。

 2人は会見の冒頭に関西学院大との定期戦(6日、東京都調布市)で負傷させた相手のQBらに改めて謝罪。22日に東京都内で記者会見して詳細を語った日大選手に対して、内田前監督は「あのような気持ちにさせてしまい申し訳ない」と謝罪した。井上コーチも「私の未熟な指導で起こった」と頭を下げた。

 質疑応答では、これまでの見解を踏襲しながら、日大選手の発言の一部を否定した。井上コーチは日大選手に「1プレー目で相手のQBをつぶせ」との指示を「真実」と認めたが、内田前監督から伝えられたことは否定した。その意図は「彼はすごく優しく、少し成長が止まっていた。必死にやってほしくていろいろな声をかけた」と説明した。さらに「けがをさせてもいいと思ったことは一度もない」と、相手を負傷させることが目的ではなかったと強調した。

 日大選手が「相手をけがさせることと認識した」と説明したのは井上コーチによる「相手QBがけがをしたら得だろ」という発言だった。これについても井上コーチは「損とか得は言っていない」と否定した。日大選手が試合前に「QBをつぶす」と報告に行った際の状況を内田前監督は「確かに彼はきたけど何を言ったか覚えていない」と説明。日大選手が聞いたという「やらなきゃ意味はない」との言葉は「言っていない」と打ち消した。

 2人は悪質なタックルを「想定外」などと口をそろえた。井上コーチは高校時代から指導する日大選手が反則に及んだ理由も「とんでもない重圧を受けて目の前が見えなくなったのかな」と話した。内田前監督は「日大はルールを守るのが前提」と指導したことを強調した。昨年27年ぶりに大学日本一となったチームと比較して「伝統が受け継がれると思ったが指導の甘さがあった」などと説明。日大選手の資質との示唆を繰り返し、井上コーチの厳しい指導は「親身に愛情を持って接している」とかばった。

 日大選手は「アメフットを続ける権利はない」と退部の意向を示したが、内田前監督は「もう少しやれば日本を代表する選手になる。なぜやめないといけないのか」と話した。井上コーチも「続けてほしい」とした。

 日大は24日にも関学大に詳細な経緯を再回答する。それを受け、関学大は26日に兵庫県西宮市内で記者会見する。【小林悠太、田原和宏】

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