広がるパリ発「バースタイル」 世界へ羽ばたく「GYOZA」 訪日客の「口コミ」ブームに一役
毎日新聞
2018/5/25 東京夕刊
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海を越え世界で活躍するものはあまたあるが、今、熱い視線を浴びているのが「ギョーザ」だ。薄めの皮で肉や野菜を包んで焼く日本式ギョーザは、欧米やアジアで「GYOZA」という日本語で通用し、グローバルメニューになりつつある。世界を引きつけるGYOZAの魅力とは--。【宇田川恵】
「ジュー」「パチパチ」と鉄板で焼ける音。蒸し焼き用のフタを開けたとたん、白い湯気がワッと上がり、一瞬にして香ばしいにおいが鼻をつく。皿に盛りつけられた姿はきつね色で、焦げ目が魅力の羽付きだ。
オフィスや大使館が並ぶ東京都港区赤坂に昨秋オープンしたギョーザレストラン「GYOZA IT・(ギョーザイット)」は、調理場が見えるオープンキッチンが特色。長さ5メートルの巨大な鉄板の上で焼く様子をおもしろそうにながめる人は多い。
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