米朝会談中止

拉致被害者家族「肝心の機会が…」

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 米朝首脳会談の中止が24日深夜、発表された。「これが最後のチャンス」と会談に希望を託していた拉致被害者家族や、半島の非核化の進展を期待していた広島、長崎の被爆者からは落胆と失望の声が上がった。【堀智行、杉山雄飛、池田一生】

 拉致被害者の田口八重子さん(行方不明時22歳)の兄で家族会代表、飯塚繁雄さん(79)は「これまで何十回と米国に要望してきたが、肝心の機会が失われてしまえば何にもならない」と声を落とした。

 家族会は会談を見据え、4月末から5月上旬にかけ、横田めぐみさん(同13歳)の弟拓也さん(49)、田口八重子さんの長男飯塚耕一郎さん(41)らが訪米し、米国政府関係者と面会するなど問題解決に向けた働きかけを続けてきた。繁雄さんは「これまでも何度も振り回されてきた。拉致だけ取り出して先に進めてほしいというのが我々の願いだ」と訴えた。

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