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おじゃましマンモス

東洋大学京北中学高校 哲学が必修?! 探究する10代

「哲学の日」には須藤凜々花さん(左から3番目)をゲストに迎えて対話しました

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「こうのとりのゆりかご」について説明を受ける生徒たち
哲学対話ではコミュニケーションボールを受け取った人(左から3人目)が発言をします

 哲学教育てつがくきょういくちかられている中高一貫校ちゅうこういっかんこうがあります。東京都文京区とうきょうとぶんきょうくにある東洋大学京北中学高等学校とうようだいがくけいほくちゅうがくこうとうがっこうです。毎年まいとしがつには「哲学てつがく」をもうけ、1年間ねんかんみを発表はっぴょうします。なぜいま哲学てつがくなのか。同校どうこうたずねました。【望月麻紀もちづきまき

     2017年度ねんどの「哲学てつがく」は3がつ22にちでした。東洋大学とうようだいがく東京都文京区とうきょうとぶんきょうく)の講堂こうどうちゅう1~こう2の生徒せいとあつまり、次々つぎつぎ登壇とうだんしてみを発表はっぴょうしました。

     希望きぼうするこう1~2ねん16にん参加さんかした「哲学てつがくゼミ」の17年度ねんどのテーマは「まれくるいのちをめぐる対話たいわ」。生徒せいとたちは、おやそだてられないあかちゃんをあずかる「こうのとりのゆりかご」をもうけた熊本市くまもとし慈恵病院じけいびょういんたずねました。おやらせないどもたちが生活せいかつする児童養護施設じどうようごしせつや、そうしたどもを「養子ようし」としてそだてる家族かぞくはなしき、そのたび生徒せいとたちは、いのち家族かぞくなどについて対話たいわかさねたそうです。

     発表はっぴょうでは、生徒せいと一人ひとりが「みのおやそだてられることはたりまえではない」とべ、10だい自分じぶんたちも「おや」になりることから、どものいのちについて「自分じぶんたちの問題もんだいとしてかんがえよう」とびかけました。

     刑事裁判傍聴学習会けいじさいばんぼうちょうがくしゅうかいには22にん参加さんかしました。同校どうこう哲学教育てつがくきょういくちかられるまえから、つづけてきた学習会がくしゅうかいです。刑事裁判けいじさいばんて、受刑者じゅけいしゃ元刑務官もとけいむかんらのはなしき、東京拘置所とうきょうこうちしょ見学けんがくしました。再犯率さいはんりつたかさなどについて報告ほうこくし、会場かいじょう生徒せいとたちに「つみおかした人物じんぶつきびしく処罰しょばつするか、手厚てあつ処遇しょぐうあつかう)するか」と意見いけんもとめました。

     全校生徒ぜんこうせいと参加さんかした「哲学てつがくエッセーコンテスト」の表彰ひょうしょうもありました。中学部門ちゅうがくぶもんでは「本当ほんとうち、けとはなにか」をかんがえた作品さくひん優秀ゆうしゅう生徒賞せいとしょうをダブル受賞じゅしょうし、高校部門こうこうぶもんでは「他人たにんからの評価ひょうかにすることはいけないことか」をろんじたエッセーがダブル受賞じゅしょうしました。アイドルグループ「NMB48」のもとメンバーで、共著きょうちょで「人生じんせい危険きけんにさらせ!」を出版しゅっぱんした須藤凜々花すとうりりかさんの講演こうえんや、生徒せいとたちとの対話たいわもあり、「大人おとなになるということは?」などをテーマにがりました。

     同校どうこう哲学てつがくちからはじめたのは3年前ねんまえです。このとき、「キャリア」「国際こくさい」「哲学てつがく」を教育きょういくみっつのはしらめました。東洋大学とうようだいがく創設者そうせつしゃ井上円了いのうええんりょうは「諸学しょがく(いろいろな学問がくもん)の基礎きそ哲学てつがくにあり」ととなえていた明治めいじ哲学者てつがくしゃです。いま社会しゃかい変化へんかはげしい時代じだいです。「よりきるためにみずかい、かんがえられることが大切たいせつ」と建学けんがく精神せいしんもどることにしました。

     生徒せいとたちは中学ちゅうがく道徳どうとく高校こうこう倫理りんり授業じゅぎょうなどで哲学てつがくまなんでいます。いをて、「みんなとちがうことをってもいい」「ひと感心かんしんさせる意見いけんわなくてもいい」「たくさん疑問ぎもんとう、質問しつもんしよう」という約束やくそくもと対話たいわかえしてきました。

     同校哲学教育推進部長どうこうてつがくきょういくすいしんぶちょう石川直実先生いしかわなおみせんせいは「おなじものをても、どの立場たちばつかによってかたことなります。対話たいわによって自分以外じぶんいがいひと価値観かちかんれることで、世界せかいちがってみえるようになります」といます。

     生徒せいとたちが哲学対話てつがくたいわ同好会どうこうかいはじめたり、哲学教育てつがくきょういく熱心ねっしんなことを理由りゆう同校どうこう志望しぼうする小学生しょうがくせいえたり、学校がっこう内外ないがい浸透しんとうしてきているそうです。

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