漆の里

復興拠点開設 古民家改修 工芸品展示、販売 曽爾 /奈良

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施設内を見学する関係者たち=奈良県曽爾村塩井で、山本和良撮影
施設内を見学する関係者たち=奈良県曽爾村塩井で、山本和良撮影

 奈良~平安期に漆の生産拠点「漆部造(ぬりべのみやつこ)」が置かれた曽爾村に25日、漆の魅力を知ってもらう新たな拠点施設がオープンした。村民らが近年、一時廃れた漆産業の復興に取り組んでおり、関係者は「地域活性化の拠点に」と期待を高める。

 施設は同村塩井にあり、名称は曽爾村漆復興拠点施設ねんりん舎「Urushi Base Soni」。寄贈された木造2階建て(延べ220平方メートル)の古民家を村が約4250万円かけ改修した。

 村などによると、鎌倉期までに成立した辞典「伊呂波字類抄(いろはじるいしょう)」では、倭武皇子(やまとたけるのみこ)が狩りをしていた時に木の枝を折ると手が黒くなり、樹液を品物に塗ると美しく染まったとし、この地に漆部造が設置された由来を記載している。漆は朝廷に献上されたが次第に廃れ、村内に生産者はいなくなった。

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