外貨建て商品

保険・社債・投資信託…競争過熱 低金利背景、伴うリスク

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導入が相次ぐ外貨建ての商品
導入が相次ぐ外貨建ての商品

 米国の長期金利上昇を受けて、外貨建て金融商品の発売が相次いでいる。日銀の金融緩和で国内は超低金利が続き、相対的に利回りの高い外貨建て商品の人気が高まっているためだ。金融各社の収益押し上げに貢献する一方で、「買い手は為替変動リスクへの十分な理解が必要」との指摘も出ている。【深津誠、小原擁、土屋渓】

金融各社

 三井住友フィナンシャルグループ傘下のSMBC信託は今月から、相続時に子や孫に資産を承継する投資信託を初めてドル建てで売り出した。長生きに備えた資産運用ニーズは高齢者の間でも高まっているが、超低金利で円建て金融商品は利回りが期待しにくい。金利や成長率の高い海外の株や債券をドル建てで長期運用し、子や孫にまとまった財産を残したい人のニーズに応えた。

 野村証券は3月、米国に拠点を置くトヨタ自動車のグループ会社「トヨタモータークレジットコーポレーション」発行のドル建て社債(5年満期)を個人向けに年利2・7%で発行した。円建て社債より高い利回りが人気を集めた。4年3カ月ぶりに10年物国債利回りが3%を超えた米国債の人気も急上昇しており、SMBC日興証券は、販売した外貨建て債券に占める米国債の比率が2017年度の約6割から、4~5月は約8割に上昇し…

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