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米朝会談中止

拉致解決「影響ない」 被害者家族、冷静に

 24日に中止が発表された米朝首脳会談。拉致問題の解決を切望していた被害者家族からは落胆の声が上がる一方、冷静に受け止める家族もいた。

 田口八重子さん(行方不明時22歳)の兄で家族会代表、飯塚繁雄さん(79)は「今回こそ完全な決着がついてほしいとの思いが強かった」と肩を落とした。一方で「北朝鮮は(交渉を)自国の有利な方向に持っていこうとする。これまでも約束は何度もほごにされており、大統領は状況を察知したのでは。会談中止は適正な判断だと思う」とも述べた。

 鳥取県米子市出身の松本京子さん(同29歳)の兄孟(はじめ)さん(71)は「そう遠くない時期に(米朝が)話をする機会があるだろう」と冷静な見方をする。南北首脳会談の実現で融和ムードが広がった経緯を踏まえ、対話の前進を改めて期待した上で、中止の判断を「拉致問題の解決には影響はないだろう」と指摘。「諦めないことに変わりはない。何が起きるか分からないので、注視していく」と話した。

 増元るみ子さん(同24歳)の弟照明さん(62)は中止判断について「北朝鮮と交渉する上で一番正しい道を歩んでいる」と評価。「最終的には北朝鮮が折れざるを得ない状況に持っていくことが大切。不可逆的な核廃棄と拉致問題の解決に結びつけるには通らなければいけない道だ」と話した。

 北朝鮮による拉致被害者で福井県小浜市の地村保志さん(62)と妻富貴恵さん(62)は25日出した談話で「誠に残念」とする一方、「北朝鮮に残る拉致被害者、家族は高齢化しており、一刻の猶予もありません。日朝間の対話が再開され、拉致問題が早期に解決されることを願ってやみません」と表明した。

【古賀三男、小野まなみ、堀智行】

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