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観光地再生へ地域結束 植田佳宏(うえた・よしひろ)さん(53)
かずら橋や豊かな自然で知られる「秘境」、三好市の大歩危(おおぼけ)・祖谷(いや)地区で外国人観光客が近年、急増している。主要宿泊施設5社の外国人延べ宿泊者数は2007年の546人から、17年には約35倍の1万8847人まで達し、今や世界的に有名となっている。仕掛け人となったホテル祖谷温泉の植田佳宏社長(53)=高松市=は「宿泊施設同士が強く結束して、三好の文化や景観、おもてなしでPRしてきた結果が出ている」と語る。
植田社長は2000年、これまで勤めていた会社を退職。祖父が始めたホテルを継いだが、三好市はなじみのない場所だった。同年、あいさつを兼ねて周辺店舗を回る中で「一丸となった誘客ができていない」と気付いた。また、高速道路が同年3月、高知や愛媛までつながり、同地区が通過点となってしまう懸念もあった。
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