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韓国大統領

正恩氏と2度目の首脳会談 板門店で実施

【左】金正恩朝鮮労働党委員長【右】文在寅大統領=板門店で2018年4月27日、韓国共同写真記者団撮影
板門店の位置

 【ソウル堀山明子、渋江千春】青瓦台(韓国大統領府)によると、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が26日、軍事境界線のある板門店(パンムンジョム)の北朝鮮側施設「統一閣」で会談した。両首脳による会談は4月27日に続き2回目。詳しい内容は明らかにされていないが、議題は4月の南北首脳会談で署名した「板門店宣言」の履行と「米朝首脳会談の成功」。6月の米朝首脳会談開催が危ぶまれていることを受け、会談成立に向けた条件などについて協議を行った模様だ。

 首脳会談は26日午後3時から5時まで約2時間行われた。文大統領と金委員長は「虚心坦懐(たんかい)」(青瓦台)に話し合ったといい、公開された映像によると、会談のテーブルに同席したのは、韓国側は徐薫(ソ・フン)国家情報院長、北朝鮮側も金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長のみ。会談終了後は、建物の外まで並んで歩き、車の前でしっかりと3回抱き合い最後に握手をして別れた。北朝鮮が南北閣僚級会談を中止した16日以降、ぎくしゃくしていた両国関係を感じさせない様子だった。

 韓国紙ハンギョレによると、両首脳は26日、4月の前回会談を機に設置されたホットライン(直通電話)で初めて会話。文大統領が「重要な話なので会おう」と提案したことからその日のうちに2回目の会談が実現したという。

 4月の前回会談で両首脳は、「完全な非核化により、核のない朝鮮半島の実現という共通の目標を確認した」とする「板門店宣言」に署名している。

 米朝首脳会談を巡っては北朝鮮が5月中旬、米政権幹部が提案した非核化の手法などを巡り米国の姿勢を批判したうえで会談中止を示唆。これに対抗する形でトランプ米大統領が24日に中止を発表したが、今度は北朝鮮側が態度を軟化させ、トランプ氏は25日に再検討すると表明するなど駆け引きが続いている。

 米朝の間には、非核化の進め方や北朝鮮の体制保証のあり方などを巡ってなお隔たりがある。北朝鮮側は、核実験場の閉鎖などすでに具体的な措置を先行して取っているにもかかわらず、米国側が何の見返りを出す姿勢も見せていないことについて不満を持っているとみられる。

 文大統領はこの日の南北首脳会談の結果について、27日午前10時(日本時間同)に直接、発表する。

 【ことば】板門店宣言

 韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が4月27日の南北首脳会談で署名。宣言骨子は、完全な非核化を通じ、核のない朝鮮半島を実現する共通目標を確認▽年内に朝鮮戦争の終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換▽米中を交えた多国間の枠組みで、平和体制構築に向けて協議▽北朝鮮の開城に南北共同連絡事務所を開設▽文在寅大統領が今秋、平壌を訪問。

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