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このごろ通信

言語を越境する隣人たち 堀部篤史(書店 誠光社店主)

 京都という土地柄もあってか、誠光社では近年外国からのお客さまが増えている。特に、台湾、韓国、中国を中心としたアジア圏の観光客が多く、ファッションを含めた見た目も日本の若者たちと大差がないため、日本人と見分けがつかないことだってよくある。9割近くは日本語の書籍を扱う書店に、日本語圏外のお客さんが来ることに首をひねることもあったが、その彼らが村上春樹さんや宮沢賢治の文庫本なんかを買ってくれるのだから面白い。レジを打つ際、釣り銭やクレジットカード支払いのやりとりで声を発したときに、ようやく外国人観光客であることがわかるのだ。海外旅行中に、言語を扱う商店である本屋を訪れ、日本語の本を買っていく彼らは国境だけではなく、言語の壁をも越境する旅人だ。

 先日、小説家の温又柔(おんゆうじゅう)さんをお迎えし、テーマのもと選んでいただいた3冊の本をご紹介いただくブックトークを開催した。選書のテーマは「わからない」という単語だ。

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