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憂楽帳

50年以上続く毎日新聞夕刊社会面掲載のコラム。編集局の副部長クラスが交代で執筆。記者個人の身近なテーマを取り上げます。

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自分らしく働く

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 東京・練馬の「カフェ潮の路」で、24歳の細身の青年はコーヒーをいれている。店員の名は山崎さん。お年寄りの話に相づちを打ち、時に大声で笑う。彼は、公園やインターネットカフェで寝泊まりする生活から抜け出した。

 不安定な非正規の働き手、そのものだった。高校を出て人材派遣に登録し、倉庫会社で配送を担当。夜勤が多いのに収入は月10万円を超すくらい。心も…

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