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福岡・福津 母の病死体、自宅に放置 高齢の親、収入ない子の同居世帯 「8050」支援届かず

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 福岡県福津市で4月、母子2人暮らしの民家で死後2カ月ほど経過している母親(88)の遺体が見つかった。病死の可能性が高く、同居の息子(61)が周囲に支援を求められずに放置していたとみられる。高齢の親と収入のない子の世帯が孤立するケースが近年、社会問題化しているが、母子もその典型だった。【柿崎誠】

 「ドアを開けてください」。4月23日、閑静な住宅街に福岡県警の警察官の声が響いた。玄関ドアは施錠され応答はない。警察官が裏口から入ると、腐敗が進んだ遺体が布団が掛けられた状態で見つかり、家にいた息子を死体遺棄容疑で現行犯逮捕した。

 遺体の状況や目撃情報などから2月下旬ごろまでに死亡したとみられ、息子は「母親が亡くなってどうしようもなくなった」という趣旨の供述をした。だが意味不明の言動も多く福岡地検は5月14日、処分保留で釈放し、通報を受けた県が措置入院の決定をした。

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