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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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長崎原爆

3500人分、死没者名簿に今年も「筆耕」

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原爆死没者名簿に被爆者らの名前を記す森田さん=長崎市桜町で2018年5月28日午前9時15分、浅野孝仁撮影
原爆死没者名簿に被爆者らの名前を記す森田さん=長崎市桜町で2018年5月28日午前9時15分、浅野孝仁撮影

 長崎原爆の死没者名簿に昨年8月以降に死亡が確認された被爆者らの名前などを記す「筆耕」が28日、長崎市役所で始まった。今年は被爆体験者を含む約3500人分を書き加える。日本原水爆被害者団体協議会代表委員を務めた谷口稜曄(すみてる)さん(昨年8月に88歳で死去)、元長崎大学長の土山秀夫さん(昨年9月に92歳で死去)の名も新たに記される予定だ。

 この日、被爆2世で2002年から担当する森田孝子さん(70)が死没者の名前、死没年月日、死亡時の年齢を1人ずつ丁寧に筆で記した。市は今年2月から、国が指定する被爆地域の外にいて被爆者として認められていない「被爆体験者」も記載対象にしており、4月末までに34人の申請があった。森田さんは「亡くなった方の年齢を書く時に被爆者の高齢化を感じる。私たちができることで平和の尊さを伝えていきたい。冥福を祈って…

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【広島・長崎原爆】

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