大相撲夏場所

栃ノ心 ジョージア出身、言葉の壁乗り越え

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大関昇進が確実となり、観客の声援に応えながら土俵を後にする栃ノ心=両国国技館で2018年5月27日午後6時16分、和田大典撮影
大関昇進が確実となり、観客の声援に応えながら土俵を後にする栃ノ心=両国国技館で2018年5月27日午後6時16分、和田大典撮影

 夏場所は優勝に届かなかった栃ノ心だが、「勝って締めることができてよかった」と喜び、「大関になっても、やることは変わらない」と意気込みを語った。日本から約7800キロ、黒海に面するジョージアからやってきた青年は、言葉や習慣の違いという壁を乗り越え、角界の看板力士の座をつかんだ。

 191センチの長身。筋骨隆々の体から生み出すパワーが持ち味だ。2005年世界ジュニア相撲選手権の重量級で準優勝し、翌年2月、18歳で入門。相撲で苦労することはなかったが、「言葉が分からなくて、つらくて、さみしかった」という毎日だった。

 そんな栃ノ心を助けたのが、元幕下で兄弟子の棟方弘光さん(40)。「ジョージア語の辞書が手に入らず、おかみさんがインターネットで見つけてくれた単語一覧をプリントして、それを片手に日本語を教えた」と振り返る。「掃除」、「はし」といった言葉を少しずつ覚えた栃ノ心は、「外国人だから、というのが全然なかった」と、分け隔てなく接してくれた棟方さんに今も感謝する。

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