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火論

ガラスのドーム=玉木研二

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 半生を振り返り語る時、全てが整然と連なって矛盾がない人はいないだろう。ましてそれが異様な戦時であれば。オーストリアのドキュメンタリー映画「ゲッベルスと私」に改めて思う。

 「私」はナチス・ドイツ宣伝相ゲッベルスの元女性秘書。昨年106歳で亡くなった。103歳の時に撮影に応じ、「あの時代」を語った。

 1933年、ナチが政権を握った後、放送局に職を得るため入党。政治には関心はなかったという。しかし政…

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