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 前回のW杯ブラジル大会以降の4年間、日本は世界で通用する選手をどれほど生み出してきたのだろうか。

     海外でプレーする選手は増えた。それは日本のレベルの底上げを証明している。しかし、トップレベルとの差は開いているのではないか。もっと長いスパン、2010年のW杯南アフリカ大会以後の8年間で見ても、事情に大差はないと思う。

     欧州チャンピオンズリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦でFKをゴールにたたき込んだ中村俊輔(当時セルティック、現磐田)、セリエAでローマ優勝に貢献した中田英寿。小野伸二(札幌)はオランダのフェイエノールトでUEFA(欧州連盟)カップを制し、やはり札幌の稲本潤一は、欧州4カ国のトップリーグでプレーした。

     彼らは当時、世界トップとは言わないまでも、そのレベルにかなり接近していたのではないか。持っている技術の高さは、現在のJリーグでのプレーでも十分に感じ取れる。

     30日に行われる日本とガーナの親善試合の代表メンバー27人の顔ぶれが象徴的だ。前回大会の代表で32歳の青山敏弘(広島)が復帰した(その後に膝のけがで離脱)。西野監督は35歳の今野泰幸(ガ大阪)についても、負傷のため招集できないことを嘆いた。一方で中島翔哉(ポルティモネンセ)や堂安律(フローニンゲン)といった若手は呼ばれなかった。

     可能性だけで言えば、ブラジル大会の最終戦、1-4で敗れたコロンビア戦の先発メンバーのうち8人が、ロシアで再び試合開始のホイッスルをピッチ上で聞くこともあり得た。これでチーム力が上がっているとはなかなか言い難い。

     ベテランがだめだとは言わない。経験はチームにとって大切だ。レギュラーとなる新たな若手が出て来ないことが問題なのだ。世代交代が進んでいない。

     ガーナ戦まであと1日を残すだけ。西野監督の頭の中に、すでに23人のリストはあるのだろう。初のW杯を目指す選手たちが前回代表組をしのごうと最後までもがき、戦い、それがチームの力に結びつくことを望む。【斉藤雅春】

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