労働時間削れぬ 24時間営業支える運送業 コンビニ配送、拘束13時間超
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働き方改革関連法案に盛り込まれた残業時間の上限規制。人手不足による過重労働が深刻な運送業は「荷主との関係で、簡単には労働時間を削れない」との声も多く、猶予措置の対象になった。コンビニのルート配送に同行取材すると、過酷な労働実態が見えてきた。【市川明代】
午後5時、千葉県内の配送センター。飲料やカップラーメンを荷台いっぱいに積み込んだトラックが、雨の中を走り出した。
「休憩時間はありません。夕飯はいつも、運転しながらおにぎりですよ」。男性ドライバー(50)が苦笑いした。都心のコンビニ数カ所を回り、いったんセンターに戻って再び荷積みをして都心へと向かう。拘束時間は午後4時から朝5時過ぎまで、13時間を超える。
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