メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『ふるさとの駄菓子』佐藤敏悦・著

地元で手づくりされた小さな嗜好品の数々

◆『ふるさとの駄菓子 石橋幸作が愛した味とかたち』佐藤敏悦・著(LIXIL出版/税別1800円)

 あらためて、駄菓子とはなんだろう。表紙には「Traditional Hometown Sweets」とある。1970年代生まれの私の、幼時の思い出の中にある駄菓子は、この本でつぶさに紹介されているものとは違う。チープで、小さくて可愛らしくて、でも、決してはなやかではないというところは同じでも、私が学校帰りに小遣いを注(つ)ぎ込んだあのお菓子は、ほとんどが最初からぴっちり包まれた姿でこちらに手渡され、そのパッケージには製造元の住所が記されていた。自分の住む土地からは遠い場所の。そう、「Hometown」のお菓子ではなくて、工場で大量につくられ、文房具と駄菓子を一緒に売る店まで届けられるのだっ…

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 大人の発達障害 4割超「うつ病」発症 毎日新聞調査
  2. ザギトワ「マサルが恋しい」 フィギュア女子セレモニー
  3. 「お茶くみ」でつまずき…… 発達障害「6カ所以上の職場」3割
  4. 特集ワイド 増える「発達障害グレーゾーン」 しんどさ続き、浮く存在に
  5. 秋田犬 勝大デビュー ザギトワの「マサル」ときょうだい

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです