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SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『ふるさとの駄菓子』佐藤敏悦・著

◆『ふるさとの駄菓子 石橋幸作が愛した味とかたち』佐藤敏悦・著(LIXIL出版/税別1800円)

 あらためて、駄菓子とはなんだろう。表紙には「Traditional Hometown Sweets」とある。1970年代生まれの私の、幼時の思い出の中にある駄菓子は、この本でつぶさに紹介されているものとは違う。チープで、小さくて可愛らしくて、でも、決してはなやかではないというところは同じでも、私が学校帰りに小遣いを注(つ)ぎ込んだあのお菓子は、ほとんどが最初からぴっちり包まれた姿でこちらに手渡され、そのパッケージには製造元の住所が記されていた。自分の住む土地からは遠い場所の。そう、「Hometown」のお菓子ではなくて、工場で大量につくられ、文房具と駄菓子を一緒に売る店まで届けられるのだった。

 『ふるさとの駄菓子 石橋幸作が愛した味とかたち』に載っているのは、地元でこしらえ、地元で食べられるものばかりで、そしてみんな手づくりだ。

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