特集

気候変動

気候変動対策強化へ世界が動き始めました。日本も新たな目標を設定。地球を守るために何が必要でしょうか。

特集一覧

+2℃の世界

適応の現場から/1 暑さに強いコメ、ブランド化

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
「新之助」の苗を植えたばかりの田んぼを見守る高塚俊郎さん。暑さに強い新品種への期待は大きい=新潟市秋葉区で18日、大場あい撮影
「新之助」の苗を植えたばかりの田んぼを見守る高塚俊郎さん。暑さに強い新品種への期待は大きい=新潟市秋葉区で18日、大場あい撮影

 <くらしナビ 環境>

 地球温暖化に伴う被害を回避・軽減する「適応」。連載「+2℃の世界 適応の現場から」では、地域などで進む取り組みを中心にリポートする。初回は、日本人の主食・コメ。暑さに弱いコシヒカリが主力品種の新潟県では、高温耐性品種「新之助」を開発し、ブランド化を狙う。

 近くを阿賀野川が流れる新潟市秋葉区満願寺。イネを干すのに使う木が立ち並ぶ「稲架木(はさぎ)並木」そばの水田で、植えられたばかりの新品種「新之助」の葉が風に揺れていた。「日照不足に見舞われた去年も品質は悪くなかった。今年暑くなればもっといいコメができる」。タカツカ農園の高塚俊郎代表(47)は力強く語った。

 新之助は、新潟県が「暑さに強くておいしいコメ」として開発した高温耐性品種だ。粒が大きくてかみ応えがあり、冷めてもつやがあって甘みが残る。昨年から本格的に生産が始まり、今年は県全体の作付面積が昨年の約2倍の2100ヘクタールに拡大した。米どころとして知られる新潟県が新品種を開発するきっかけとなったのは、主力品種・コシヒカリの暑さによる品質低下があった。

この記事は有料記事です。

残り1604文字(全文2073文字)

【気候変動】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集