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アメフット

内田前監督と井上元コーチ「除名」 関東学連

日本大アメリカンフットボール部の内田正人前監督らへの処分を発表する記者会見で、冒頭に謝罪する関東学生アメリカンフットボール連盟の柿沢優二理事長(左)ら=東京都中央区で2018年5月29日午後9時11分、小川昌宏撮影
関東学生アメフット連盟の罰則規定

悪質タックル、指示を認定

 日本大アメリカンフットボール部による悪質タックルについて調査した関東学生連盟は29日、内田正人前監督(62)と井上奨(つとむ)元コーチ(29)を最も重い除名処分としたと発表した。事実上の永久追放処分となる。内田前監督と井上元コーチの主張は虚偽と断じ、反則行為を指示していたと判断した。【松本晃、村上正】

チーム、今季出場停止

 関東学連によると、森琢ヘッドコーチは2番目に重い資格剥奪(登録抹消)、悪質なタックルで関西学院大選手を負傷させた宮川泰介選手(20)とチームに対しては今季の公式試合出場停止処分とした。ただし、宮川選手とチームへの処分は、再発防止策などの理事会承認を条件に解除するとしており、今秋のリーグ戦に出場する可能性は残された。また、関東学連による除名処分は初めてで、1カ月以内に開催予定の加盟チーム代表らによる社員総会で承認を得る必要がある。

 関東学連によると、理事ら4人で構成する規律委員会は日大、関学大の関係者や審判ら約20人から聞き取りをした。この日、東京都内で開かれた臨時理事会では規律委による処分案を賛成16、反対4で承認した。

関東学生アメリカンフットボール連盟が理事会で承認した、日大悪質反則問題の「処罰に付いての規律委員会の意見」

 規律委の森本啓司委員長(48)は争点となった反則行為の指示があったとする宮川選手の主張を「具体的で迫真性がある」と全面的に採用した。内田前監督が試合前に「(反則行為を)やらなきゃ意味ないよ」と発言したことは「立派な指示」と位置付けた。

 一方、内田前監督や「相手QBをつぶせ」と指示した井上元コーチの発言に関し、「選手の受け取り方に乖離(かいり)が起きた」とした日大側の主張について、森本委員長は「指示にはけがをさせてこいとの意図が込められており、認識の乖離は存在しない」と判断。「行き過ぎた指導、それをおもんぱかったコーチ、何も言えなかったチーム」という部の体質が今回の反則行為の背景にあったと結論づけた。

 悪質な反則行為は両校の定期戦(6日、東京都調布市)であった。19日に内田前監督が引責辞任して収束を図ろうとしたが、22日に宮川選手が実名と顔を公表して記者会見し、反則指示を告白する異例の事態に発展。23日に釈明会見した内田、井上両氏は一貫して指示を否定していた。日大は今週にも第三者委員会を設置し、調査する方針を示している。

 一方、被害に遭った関学大選手側は傷害容疑で警察に被害届を提出。既に警視庁は日大関係者から聞き取りをしており、刑事責任の有無を慎重に判断する。

関東学生連盟の処分◇

【除名】※次回社員総会の決議が条件

◎内田正人前監督

◎井上奨元コーチ

【今季終了まで公式試合の出場資格停止】

◎宮川泰介選手

→反省文を連盟に提出し、規律委員会との面談で再発の危険の払拭(ふっしょく)が確認でき、理事会で承認されれば処分解除

◎日大チーム

→原因究明を行い、再発防止策を策定・実施し、チーム改革・組織改革を断行し、理事会に改善報告書を提出。検証委員会で確認され、理事会で承認されれば処分解除

【資格剥奪(登録の抹消)】

◎森琢ヘッドコーチ

関西学院大アメフット部「連盟の決定コメント控える」

 関西学院大アメリカンフットボール部は「関東学生アメリカンフットボール連盟規律委の真相究明へのご尽力に深く敬意を表します。連盟の決定については、コメントを差し控えさせていただきます」とのコメントを発表した。

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