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和歌山

「紀州のドン・ファン」遺体から多量の覚醒剤成分

自宅で死亡の77歳の資産家から検出される 第三者関与か

 和歌山県田辺市の金融・不動産関連会社社長、野崎幸助さん(77)が24日、自宅で死亡し、遺体から多量の覚醒剤成分が検出されたことが、捜査関係者への取材で分かった。何者かが故意に摂取させた可能性もあるとみて県警が調べている。野崎さんは資産家として知られていた。

 捜査関係者によると、野崎さんは24日夜に同市朝日ケ丘の自宅で倒れ、その後死亡が確認された。目立った外傷はなかったが、県警が司法解剖を実施したところ、体内から覚醒剤成分が検出された。致死量を上回っていた可能性があるという。

 県警は30日までに、野崎さん宅など関係先の現場検証や家宅捜索を複数回にわたって実施した。覚醒剤の多量摂取と死亡との関連を調べており、周辺の関係者から事情を聴いている。

 野崎さんは酒類販売業や金融業などを営み、高額納税者として度々公表されるなど、資産家として知られていた。2016年に出版した著書では多くの女性と交際した半生などを書いて週刊誌やテレビで取り上げられ、欧州の伝説上の放蕩児(ほうとうじ)になぞらえて「紀州のドン・ファン」とも呼ばれた。【黒川晋史、砂押健太、後藤奈緒】

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