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イタリア

連立政権発足へ コンテ氏を首相に再指名

イタリアの大統領府で記者会見するコンテ次期首相=ローマで31日、ANSA・AP

 【パリ賀有勇】イタリアのポピュリズム(大衆迎合主義)政党「五つ星運動」と右派政党「同盟」は5月31日、連立政権樹立で合意した。マッタレッラ大統領は両党が推薦した法学者のジュセッペ・コンテ氏を次期首相に再指名し、コンテ氏が提出した閣僚名簿を承認。ユーロ圏第3の経済大国で、欧州連合(EU)懐疑派のポピュリスト連立政権が誕生することになった。3月の総選挙後から続く政治空白は解消するが、移民問題などへの対応からEUとの摩擦が予想される。

     コンテ氏は1日に行われる宣誓式に臨み、内閣が発足する。コンテ氏に政治経験はなく、2011年11月に経済危機への対応で首相に就任した経済学者のモンティ氏以来、7年ぶりの非政治家の首相となる。

     承認された閣僚名簿によると、失業者らへの最低所得保障を主張する「五つ星」のディマイオ代表が経済発展・労働相、移民排斥を訴える「同盟」のサルビーニ書記長が移民問題を扱う内相としてそれぞれ入閣し、いずれも副首相となる。

     両党の連立協議は5月27日、EU懐疑派のサボナ元産業相の経済相としての入閣を親EU路線のマッタレッラ氏が認めず、頓挫。両党は経済相にイタリアのユーロ圏残留を主張する経済学者のジョバンニ・トゥリア氏を起用する一方、サボナ氏を欧州問題担当相とすることで、マッタレッラ氏と妥協した。コンテ氏の後、いったんはマッタレッラ氏に首相候補に指名された国際通貨基金(IMF)元高官のコッタレリ氏は31日、指名を返上した。

     イタリア政局の混乱は市場に動揺を与えてきた。両党の公約を基にした歳出計画は、緊縮財政を加盟国に求めるEU規則に反しており、新たなユーロ危機への懸念もある。

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