小惑星

衝突地点で生命の復活早く 次の進化のきっかけか

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 約6600万年前に恐竜の絶滅を引き起こした小惑星の衝突地点では、わずか数年で生物が復活し、約3万年後には多様な生物による生態系が再生していた可能性があるとの分析結果を、国際研究チームが英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 これまでは衝突の熱で地球の岩石から海中に有害な金属が溶け出し、生態系回復の環境が整うのに少なくとも30万年かかったと考えられていた。チームの一員で、東邦大理学部の山口耕生准教授(宇宙生物学)は「当初の予想と正反対の結果だ」と指摘する。

 研究チームは、直径約10キロの小惑星が衝突したメキシコ・ユカタン半島沖約30キロの海底で、約800メートルにわたり柱状にボーリング調査。堆積(たいせき)物から衝突後6年以内と分析された地層からは、全長約0.1ミリの有孔虫とよばれる生物の化石が多数見つかり、複数の生き物が海底をはった跡も確認した。

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