米ファントム九大墜落

学長、苦渋の機体撤去 50年前

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建築中の大型計算機センターに墜落し、突き刺さった状態で機体を残す米軍ファントム偵察機=1968年6月2日
建築中の大型計算機センターに墜落し、突き刺さった状態で機体を残す米軍ファントム偵察機=1968年6月2日

 九州大箱崎キャンパス(福岡市東区)に米軍ファントム偵察機が墜落してから2日で50年。当時、学生らは反戦平和の象徴として建物に突き刺さった状態で墜落機を保存するよう求めたが、こっそりと引き下ろされて問題となった。誰が指示したのか。その謎に迫った九大大学院人文科学研究院の折田悦郎教授(64)は当時の九大学長が関与した説にたどり着き、墜落50年記念誌に原稿を寄せた。【松田幸三】

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