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土記

バイオバンク15年=青野由利

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 15年前、その開始がちょっと心配だった文部科学省のプロジェクトがある。

 バイオバンク・ジャパン(BBJ)。またの名を「オーダーメイド医療実現化プロジェクト」。がんや糖尿病、心筋梗塞(こうそく)など約40疾患の患者を対象に、30万人分の臨床情報やDNAを集める計画だった。

 目的は、病気へのかかりやすさや薬の効果・副作用が個人の遺伝情報によってどう違うか、基礎データを得て一人一人に合った医療に役立てること。当時、英国は50万人規模の「UKバイオバンク」を計画していた。その向こうを張るプロジェクトだったが、心配したのは英国に比べ準備不足と思えたことだ。

 遺伝情報などセンシティブな情報を大量に集めるのは初めてのこと。倫理性や情報保護はもちろん、国民への事前説明が不十分では理解と信頼が得られない。それでは参加も進まないだろう。

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