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<くらしナビ ライフスタイル>
虫歯になる子どもが減る一方で、歯医者に連れていってもらえない「デンタルネグレクト(歯科治療の放棄)」によって虫歯だらけになっている子どもたちがいる。歯と口の健康週間(4~10日)を前に、現場を取材した。
●親の都合で後回し
奈良県橿原市にある「さわやか歯科」(吉田美香院長)には、月に約1000人の子どもたちが来院する。長い間虫歯が放置され「口腔(こうくう)崩壊」している子どもたちは少なくない。
北村義久理事長は「虫歯が多い子どもは虐待の一種、ネグレクト(育児放棄)をされている場合が多い。子どもを病院に連れていかないのは『デンタルネグレクト』になる。親は、まさか自分が子どもをネグレクトしているとは思っていないだろうけどね」と話す。
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