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真宗大谷派

九州の5教区統合へ 福岡・久留米に集中 拠点・宇佐「寂しくなる」門徒ら落胆の声 /大分

「四日市別院」護持を

 浄土真宗の宗派の一つ真宗大谷派(本山は京都・東本願寺)の九州地区の5教区が2020年に統合され、福岡県久留米市を拠点とした「九州教区」になることが分かった。参拝客や門徒が減少し財政が悪化しているため、一極集中させて人件費などを抑制する。一方で、地域の布教態勢が弱くなり、「ますます門徒が離れるのではないか」などの懸念も出ている。【大漉実知朗】

     九州には▽日豊教区(大分県と福岡県東部)▽久留米教区(福岡県西部と佐賀県)▽長崎教区▽熊本教区▽鹿児島教区--がある。これらの教区機能を久留米市内に集中させ、「九州教区」とする。

     真宗大谷派は1897(明治30)年、地方への布教を進めるため、教区制を導入した。本山によると、今回の九州教区の統合は全国30教区を9年間で17教区に減らす計画の一環で、約120年ぶりの規模となる制度改革だ。「新教区準備委員会」を設置し、まず九州地区など3地区から着手し、教区再編を進める。

     教区再編に対し、「教化活動や報恩講(親鸞の遺徳をしのぶ法要)などに支障がでる」「(教区内の事務を担当する)教務所が門徒にとって身近な存在ではなくなってしまう」など反発する声は根強い。しかし、人口減少の中、ますます門徒・参拝客の減少が予想され、住職や門徒でつくる議会では賛成多数で承認された。

     日豊教区は、宇佐市が拠点。教区内にある東本願寺四日市別院は「九州御坊」と呼ばれ、約450年前、浄土真宗の九州布教の端緒となったという。それだけに教区内の住職や門徒からは「寂しくなる」と落胆の声は大きい。統合に反対していた勝福寺(宇佐市)の藤谷知道住職は「四日市別院を護持していくため『朋の会』(サポーター)を育てるなど、教区だけに頼らない地域活動を活発にしていきたい」と話した。

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